新型コロナウイルスの新規感染者が急増する中、保育園や幼稚園で「RSウイルス感染症」や「手足口病」のほか、「ヒトメタニューモウイルス感染症」という聞きなれない病気が流行しています。
内科医の市原由美江さんが、このウイルスについて説明されていたので紹介させていただきます。
まず、発症しやすい年齢は、1歳から3歳の幼児。
年間を通して発症しますが、2月~6月にかけてピークを迎えるそうです。
主な症状は、発熱、せき、鼻水といった風邪症状を引き起こします。
また、『喘鳴(ぜんめい)』(息を吐くときにヒューヒューと音が鳴る症状)を認めることが多く、重症化すると呼吸困難になり、肺炎を引き起こす可能性もあるので、注意が必要です。
診断方法としては迅速検査キット(短時間で病原体を検出できるキット)を使って診断します。
大人も、感染している子どもからうつる可能性があります。
また、一度かかっただけで、免疫ができてかかりにくくなるということはなく、何回か繰り返し感染して年齢が上がるにつれて、免疫ができて症状が軽くなると言われています。
コロナは現在第7波が流行っておりますが、まだまだコロナ禍のほうも続きそうです。
もはや私たちは、こうしたウイルスと共存しながら、健康を保つ以外に道はなさそうです。
普段から、ご家族の皆さんで、バランスの取れた食事、十分な睡眠、ストレスをため込まないことなどについて話し合い、免疫力を上げる工夫されてみてはいかがでしょうか。
心身ともに適宜チャージしながら、ウイルスを寄せつけない体を常態化してまいりましょう。