今回は、子どもと一緒に台所仕事をする時、どうやって教えていけばいいのかをご紹介します。
2歳から3歳ぐらいまでは、聴覚からの情報と視覚からの情報を同時に処理することができないので、視覚情報だけにした方が伝わりやすいようです。
この時期の子どもは、目で見た情報を吸収して再現する能力が高いので、いま子どもの一番興味がある作業を、パパやママがゆっくりとやってみせるだけで、子どもは学習して、すぐにやりたがります。
また、子どもの味覚はとても敏感なので、味見役を子どもにやってもらうと、ちょうどいい味に仕上がります。
子どもも喜んでやってくれます。
そして、ちょうどいい味を自分で決める体験は、将来、必要以上の塩分を取らないといった健康的な食生活の基礎にもつながります。
あと、親子で楽しく台所仕事を続けるためには、「頑張らない」ことがコツです。
パパやママが身構えてしまって、食育のために食事を作るとか、食べることに興味をもってほしいなどと強く思いすぎると、子どもが途中で投げ出してしまった場合に、がっかりしてしまいます。
子どもが興味をもった作業を、子ども主体でやらせてみようぐらいの気楽な気持ちで取り組んでみるといいかもしれませんね。
ぜひ、お子さまと一緒に、台所仕事を楽しむつもりでやってみてください。