お子さんと一緒に台所仕事を始める時に、大切なポイントを料理教室の専門家の方がお話されていたのでご紹介したいと思います。
最初は、「たたく」「つぶす」「ちぎる」「混ぜる」など、包丁を使わないレシピから始めるのがいいそうです。
この工程の中でも、その子が興味があって、遊びの中で好きで繰り返している動作を観察しておくことがポイントです。
そして、子どもの作業の結果に「期待しないこと」が大切です。子どもの台所仕事の目的は、完成させることではなく、一つひとつの動作を行うことで、やりたいことをやって、「できた」と満足することです。子どもが途中で投げ出しても、「また、やりたくなったら言ってね」というぐらいの気持ちで、残りはパパやママが代わりに完成させましょう。
では、実際に始めるにあたり、どんな準備が必要でしょうか。
まず、安定した踏み台か低いテーブルが必要です。道具は子どもの手のサイズ、に合うものを選びましょう。
包丁は心配だからと、子ども用の切れない包丁や、おもちゃの包丁を使わせることはかえって危険のようです。刃を触っても切れないと、間違えて学んでしまうからです。
刃物を使用する年齢をきちんと決めた上で、初めから本物を使用して、大人が手を添えてあげて、ゆっくり進めていっても十分に上達します。
次回は教え方のポイントと親子で楽しく台所仕事を続けるコツを紹介します。
お楽しみに!