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2021.9.9 その他

亜鉛

亜鉛。聞いたことはあるけど、どんな働きをしているのか、知っている方は少ないと思います。

今回は亜鉛の効果、効能についてご紹介します。

亜鉛は体内の骨格筋、骨、皮膚、肝臓、腎臓などにある成分です。たんぱく質の合成に関わる酵素の材料として使われます。

人間の体に必要とされている必須ミネラル16種に含まれていますが、体内で作り出すことができないため、食事からとる必要があります。

亜鉛の働きの代表的なものを5つ紹介します。

 

①味覚を正常に保つ

味覚障害はコロナの後遺症としても知られるようになりましたが、舌にある味蕾(みらい)という器官で味を感じ取ります。亜鉛はこの味蕾の中の味細胞において、重要な働きをしています。

 

②抗酸化作用の活性化を促す

亜鉛は体内のビタミンAの代謝を促します。

ビタミンAの抗酸化作用の活性化を促し、過酸化脂質の害を防ぐことで、アンチエイジング、生活習慣病予防などの効果が期待されます。

 

③免疫力の向上

亜鉛を十分に摂っていると、風邪や感染症にかかりにくくなります。

粘膜を保護するビタミンAを体内にとどめる効果があり、のどの痛みや鼻水、鼻づまり等の症状を緩和してくれます。

また、病気を引き起こす細胞を攻撃する白血球にも亜鉛が含まれているので傷や病気の早期回復が見込められます。

 

④成長や発育に欠かせない

たんぱく質と合わせて亜鉛を摂取することで、全身の新陳代謝がより活性化されます。

新陳代謝が活発な成長期の子供は、過不足なく亜鉛を摂取することが必要です。

 

⑤髪や肌の健康を保つ

皮膚や髪は、たんぱく質からできています。

亜鉛はたんぱく質の代謝を促し、肌や髪の細胞を再生させる働きがあります。

亜鉛を積極的に摂ることで皮膚や髪のトラブル防止、更には美肌、美髪効果にも繋がります。

 

-亜鉛を多く含む食品-

豚レバー・肉類・ほたて・しじみ・うなぎ・大豆製品・高野豆腐・乳製品など

亜鉛は水溶性のため、調理する際は短時間で加熱、または汁ごと食べられるように鍋やスープにすることをお勧めします。

これから寒くなってまいりますが、コロナ変異株による第6波にも打ち勝つ強い体を、亜鉛の力を借りて手に入れましょう!