我が子に期待や理想を高く持ってしまうと、お友だちと比べたり、長所より短所の方が見えてしまったり、褒めるより注意をすることの方が多くなってしまいがちです。
でも、それでは、大切な我が子の成長を伸ばしきれない結果になりかねません。
褒め上手な親の元で育った子どもは、自己肯定感が高く、意欲的で、小さな失敗では折れない心の強さを持っている、と言われています。
そこで今回は5つの褒め方をご紹介します。
①過程(プロセス)を褒める
良い結果を出した場合、結果だけではなく、過程(プロセス)もきちんと見て、褒めてあげる。
そうすると子どもは、「パパやママは自分をよく見てくれている」ということが実感できます。
②個性を褒める
他の子とは違う、その子独自の個性をきちんと見つめて、普段から褒める。
他の子と同じ平均値という枠を外して、子どもを見てみると、褒めるところがたくさんあることに気づきます。
③存在そのものを感謝し伝える
子どもの存在そのものを認め、感謝し、その気持ちを日々伝える。
そうすることで子どもは、親が自分の存在を無条件に愛し、喜んでくれているという気持ちを強く持つことができます。
④他の人からの褒め言葉を受け取り伝える
他の人から我が子を褒めてもらった時、「そんなことはないですよ」「うちの子なんて全然だめですよ」と否定してしまうことは少なくないと思います。
でも、もし、子どもがそれを聞いてしまったら、子どもの心は深く傷ついてしまいます。
普段から、他の人からの褒め言葉は否定せず、有難く受け取り、我が子と共有して一緒に喜び、さらに頑張るためのエネルギーにしましょう。
⑤過去と比較して褒める
過去にできなかったことで、今は出来るようになったことを褒めてあげましょう。
過去よりできた部分を見て褒めてあげると、子どもは自信がつき、自分の成長を実感できます。
また努力すること、頑張ることの価値や大切さが分かります。
大切な、かわいい我が子のためには、注意や叱ることは程々にして、たくさん褒めてあげることで、自己肯定感が高く、意欲的でコミュニケーション能力に長け、人に好かれる大人になれるよう導いてあげましょう。