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2022.1.27 子育て情報

補完食

「補完食」という言葉、ご存知ですか?

私は最近テレビの子育て情報番組で初めて耳にしました。

補完食とは、WHO(世界保健機構)が提唱する栄養を重視した乳幼児向けの食事のことだそうです。。

補完食の主なポイントとして下記が上げられています。

①開始目安5~6ヶ月ごろ。首がすわって寝返りができ、食べ物に興味を示すようになったら始めどきです。卒業は2歳ごろが目安。

②補完食を始めても、母乳・ミルクは続ける。WHOは2歳まで授乳を続けることを推奨しています。授乳時間などは気にせず、子どもが欲しがるだけ授乳する。

③始めから2回食を与える。目安としては、5~6ヶ月ごろで2回食。6~7ヶ月ごろで3回食。1歳までには3回食+捕食(2回)。ただし、どの月齢も食べない時は無理して与えなくてもOK。

④最初は子どもの様子を見ながら1~2さじから始めて、徐々に量や食材の種類を増やしていく。

⑤与える食材はエネルギーと栄養が豊富なものを中心とする。特に鉄、亜鉛、ビタミンA、ビタミンⅮ、カルシウムの摂取を重視する。

補完食を始めるにあたり、どのようなものから与えたらいいのでしょうか?

10倍がゆなどは水分が多く、カロリーや栄養素が少ない為、5~6か月でも、なめらかにつぶした5倍がゆぐらいから始めても大丈夫だそうです。

野菜の裏ごしなどを与える時も、ポタージュやペースト状のかたさを目安にするといいようです。

また、初期からお肉を与えることもすすめています。(※しっかり熱を通したもの)特に、発育や発達を促す鉄や亜鉛は、赤みの肉やレバーに多く含まれています。

調理法は、日本の従来の離乳食とあまり変わりません。離乳各期の作り方を参考にして、すりつぶしたり、とろみをつけたりして食べやすいように工夫してみてください。

私が、この補完食でいいなと思った所が2点あります。

1点目は、初期から2回食でもいいという点です。

1回目で食べなかったとしても、その日のうちに機嫌がいい時間にまたチャレンジできるからです。

2点目は補完食を始めても、母乳やミルクを子どもが欲しがるだけあげてもいいという点です。

我が子は離乳食をあまり食べない子でした。栄養面が心配で、フォローアップミルクを平行してあげていました。しかし、ミルクを与えているから離乳食を食べないのではないかと自問自答の日々でした。

補完食、離乳食それぞれメリット、デメリットがあると思います。

両方知った上で、我が子に合った方法を取り入れ、家族が一緒に笑顔で食卓を囲める準備として、各家庭で無理のない時間を過ごしてくださいね。