赤ちゃんのスムーズな眠りの鍵となるものは、「体内時計を整えること」と「寝る前のルーティーン」と言われています。
体内時計とは、私たちの身体の中にある時計のようなものです。
身体の中の様々な場所には、約24時間のリズムを刻む細胞が散らばっています。それらの細胞の働きにより、朝になったら目が覚め、夜になったら眠たくなるのです。
しかし、実は多くの人の体内時計は、24時間より少しだけ長いリズムになっています。このずれを治すために、時刻合わせが必要となります。
この時刻合わせのために大切なのが、太陽の光です。朝起きてしっかり日光を浴び、夜になったら照明を少しずつ落とし暗くしていく。これによって私たちの身体は目覚め、眠くなっていくのです。
3ヶ月以上の赤ちゃんでしたら、朝目覚めたら、カーテンを開け明るくし、窓がない場合は電気をつけ、身体に朝だということを伝えましょう。また、寝る1時間ぐらい前から、リビングなどの照明を落としていきましょう。
体内時計を整えると同時に必要なのが、寝る前のルーティーンです。寝る前の心の準備をさせてあげることです。寝る前に毎日なるべく同じ流れで同じ行動をするのがおすすめです。 お風呂に入りスキンケアをし、授乳やミルクを飲み、絵本を読んで電気を消し、子守唄を歌う。
それぞれ赤ちゃんにとってリラックスできることは異なりますので、その子にとって最良の方法を考えてあげて、なるべく毎日同じリズムで行って良い習慣を身につけてあげましょう。
こうした良い習慣によって、健やかな眠り、質の良い眠りが得られるようになるのです。
